株は買い、為替は売り

10日のニューヨーク市場ではFOMCでの当面の利上げを見送るという見通しが要因となったドル売りが再開となりました。
株式市場は好調ですが、日経は本日下落へと転じています。

アメリカの政府閉鎖は1月11日付で21日目となり、過去最長を記録することになり、格付け会社フィッチは米国のトリプルA格付けの引き下げも警告しており、ドル売りの要因となりそうです。
昨日開催されたトランプ大統領と民主党指導者との会談は決別し、非常事態宣言を発動する可能性も示唆しています。
この後26時から、パウエル議長の発言があります。
パウエル議長は年始のインタビューで、2019年の米国経済は依然勢いがあるが、貿易、景気減速への市場のリスク懸念も認識していて、政策決定で考慮していくとの発言のほか、必要とあれば、バランスシート縮小などの政策修正変更を速やかに行う準備があると柔軟性を見せています。
この発言に好感を受け、株式市場は上昇。逆に為替市場は、利上げが遠のいたとして、ドル売りの流れとなりました。

本日は議長発言のほか、ブラード米セントルイス連銀総裁、エバンス米シカゴ連銀総裁、カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁、クラリダ米FRB副議長の公演が予定されています。
その中でもセントルイス連銀総裁、シカゴ連銀総裁、ミネアポリス連銀総裁はハト派で、発言内容によっては下落要因となりかねないため、注意が必要です。

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