本日はニューヨーク・ロンドン市場お休みです

5月28日はニューヨーク市場はメモリアルデー、ロンドン市場はスプリング・バンクホリデーのため休場です。
商いの薄い中で先週末にサウジアラビアとロシアが協調減産を緩める検討をしていると報道され原油安となり、空運や化学株が買われ、石油株は下落しました。
原油安は、ユーロの下落要因となり、ドル円の上値の重しとなりました。

イタリアでは政治の混乱が続いています。

五つ星運動と同盟の連立合意から、マッタレラ大統領は非政治家のコンテ氏の首相指名に合意、コンテ氏に組閣要請を行い、コンテ首相は27日、ユーロ懐疑派エコノミストであるパオロ・サボーナ氏(81)の経済相起用、しかし大統領はこの人事を拒否
これを受け、イタリア新首相に指名されたジュセッペ・コンテ氏は組閣を断念し、大統領は新たに組閣要請のためIMF幹部経験者を呼び、それに五つ星が大統領糾弾を言明し、同盟のサルビーニ書記長は解散総選挙が実施されなければ大規模な抗議運動を実行するとしました。
イタリアの政治混乱がどんどん泥沼化していっています。ただ、ユーロ懐疑派のパオロ氏の入閣断念によりユーロ的にはプラス要素になったみたいで一時ユーロは買われています。
EUのお荷物と言われているイタリアでも、GDP規模は独、英、仏に次ぐ4位です。再選挙になると再び混乱に陥るため、しばらくユーロの重しになりそうです。

6月の主なイベントです

5月31日から6月2日まで、財務相、中央銀行総裁懐疑がカナダであります。
そして6月は主要国中央銀行の会合も予定されています。
米FRB(6/13)、欧州ECB(6/14)、日銀(6/15)、英BOE(6/21)
この中で利上げがほぼ確実視されているのはFRBくらいです。
ただ各国中央銀行、政策金利に関しての何かしらの情報が発せられた場合、相場の材料となる可能性があり注意が必要です。

6月24日トルコの大統領選挙があります。こちらでは多分エルドアン大統領の再選が濃厚です。
エルドアン大統領、もう15年も政権の中心にいますが、海外投資家からは警戒される存在です。ただトルコ国内の人気は高いです
ちなみにトルコでエルドアン大統領の批判記事を出すと解雇されるみたいです…

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