好調なドルとアメリカ経済

アメリカの好調な経済指標が追い風になってドル買いが加速しています。
本日発表の4月の小売売上高も2ヶ月連続プラスになり、第二四半期の消費も好調である見通しから10年債の利回りは、2010年以来最高の3.05%に達しました。市場でも利回りはさらに上昇するという意見が多く、国債ファンドの利回りが3.1%から4.1%に上昇すると、ファンドの価格は6%下落すると言われています。
要人発言では、米ダラス連銀のカプラン総裁はNYのイベントで、「FRBが中立金利に向けて行動するのは適切」「中立金利は2.5%~3.0%の間」と述べており強気の発言です。

他にも、中国の劉鶴副首相が15日から19日にワシントンを訪問、ムニューシン財務長官らと通称協議を再開。
今月頭に行われた会談では合意に至らず終わりましたが、どこまでお互いに歩み寄れるか、会談の行方を注視していきたいです。

本日のニューヨークダウは利益確定の売りのためか、下落していますが、ドル買いの流れは変わらず強気の相場です。
主要通貨はどれも弱く、ユーロ圏も経済の急速な悪化を受けユーロも弱く、ドルが最も強い通貨になっています。欧州が参入してからはその次に円も強く、軒並みクロス円が下落していましたがその動きもひと段落したようです。

ドル円の動きは3度目のトライで110円を超えました。
これで110円定着するようでしたらさらに上昇するかもしれません。
110円から111円にかけては売りがのオーダーが多くあるため、目先のラインは110.5と110.7あたりになりそうです。

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