いつ終わるかわからないドル高

ドル円日足で110円乗せてきましたね。これで定着するようでしたらもう一段上値を模索するかもしれません。

今晩は豪ドル、NZドルと、資源国通貨も買いが優勢になりました。原因はわからないのですが、ユーロの売りの反動もあったのかもしれません。
本日は21時からECBのドラギ総裁の会見もあったのですが、市場ではほとんど反応せず終わりました。
中身のない内容なので売材料だったのかもしれないですが、ここまでユーロは売られ過ぎていたため、反応は薄かったのかもしれません。
本来金利差での取引が一つの目安のため、金利0%のユーロと、3%台まで持っていくつもりの米ドルなら、やはり力関係はドルの方が強いですよね。

北朝鮮問題、いきなり持ち上げて落としてきます

昨晩も順調に上値を伸ばしていったドル円ですが急に下落に転じました。
原因は北朝鮮が来月予定されている米朝首脳会談を中止する可能性があると一部報道が伝えました。
内容的にはボルトン米大統領補佐官が唱えている非核化についての方針に反論してのことみたいです。
本日予定していた南北閣僚級会談も、米韓の共同軍事演習を理由に無期延期になりました。
結局北朝鮮は核放棄する気はないのではないかというコラムが数多く書かれていますが全くその通りだと思います。
体制維持と経済支援を、核放棄という言葉をチラつかせながら引き出して、最終的には認めさせざるをえない状況まで持って行きたいのでしょうね。

それによって振り回されるのは為替市場です。
こういうニュースは指標発表と違いいきなり出てくるため、急な上昇や、特によく見られるのが急激な下落を招く恐れがあり、トレードするときには必ず逆指値を入れておくことをお勧めします。
北朝鮮の地政学的リスクは政治的リスクや経済的なリスクより結構一時的なものだったりするので、相場の急激な変化にも慌てずしっかり見極めることが大切だと思います。

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