14日の為替市場ではドル円の売りが強まっており、105円台半ばまで下げ幅を広げています。
株式市場では米株が大幅に続伸するなど、先週までの不安定な雰囲気が一服おり、ワクチン開発への期待が再度膨らんでいるほか、Tiktokの買収を巡る動きに前進が見られそうなことも雰囲気改善につながっているようです。
そのような中で為替市場ではドル売りが再開しており、ドル円を圧迫。
今週はFOMCが予定されていますが、枠組み見直しへの注目が集まっています。
これまでのインフレ目標2%を、平均2%に変更することで、許容範囲を拡大させ、FRBは低金利の長期化を強調して来ると見られています。
今週のFOMCで具体的に打ち出すかどうかは未知数ではありますが、先日のパウエルFRB議長の講演に引き続き、少なくともそれに向けたヒントは示されるものと期待されているようです。
また、市場はきょう自民党の新総裁に就任し、次期首相に内定している菅官房長官の内閣人事に注目しています。
菅長官はアベノミクスを継承する意向を示しており、市場には安心感が広がっているが、実際にどのような経済政策や人事を示すのか注目されています。