リスク回避でドル高・円高

28日の為替市場では、リスク回避のドル高と円高が進行しています。
欧州での新型コロナ感染拡大が加速しており、ドイツやフランスなどの行動制限措置の動きが経済回復に与える悪影響が懸念されている中で、欧州株や米株先物が下落しており、独DAX指数は3%安となりました。
ドイツのメルケル首相が、ドイツ国内のバー、レストランに1カ月間の営業休止を提案、と報じられたことがリスク回避の動きを強めるきっかけとなったみたいです。
さらにフランスでもロックダウン措置が導入されるとの観測が高まっているもようで、最近は神経質な相場が続いているが、きょうはリスク回避の明確な動きとなっています。

ドル円は104円台前半での取引

東京市場で軟調に推移したあと、ロンドン序盤にはドル買いの動きで104.30台へと小反発した。しかし、全般にリスク回避動向が広がるなかで、次第に円高の動きが再燃、9月21日以来の安値水準となっています。

ユーロは下落

新型コロナ感染拡大が欧州で加速しており、各国の行動制限措置が経済の回復に悪影響を与えることが懸念されます。
欧州株は独DAX指数が3%安となるなど下落していて、メルケル独首相が、ドイツ国内のバー、レストランに1カ月間の営業休止を提案、とも報じられています。
フランスでもロックダウン措置の導入が警戒されており、欧州の状況は軒並み厳しいものとなっています。