22日ののNY為替市場では、ドル円は買い戻しが優勢となっており、104円台後半まで戻しています。
本日のの為替市場でドルの買い戻しが見られる中で、ドル円も追随している状況です。
ただ、ドルを買い戻す特段の材料は見られていません。
前日の下げが急だったことから値ごろ感の買い戻しとみられています。
米追加経済対策の協議が続いているが、市場は合意への期待感が高まっています。
先ほど発表されたペロシ米下院議長の発言では、「追加経済対策の合意が、すぐそこにある。今週は協議に進展が見られている」と述べています。
米大統領選前に米追加経済対策が合意できれば、ポジティブ・サプライズとなりそうですが、その場合でも為替市場のシナリオはドル安で、ドル円の上値は抑えられています。
きょうはドル円も買戻しが見られているものの、ブレイクした105円はなかなか重そうです。
ユーロドルは伸び悩む展開
ユーロドルは1.18ドル台前半に伸び悩む展開がみられているます。
大きな節目として意識されている1.20ドルを再び試しそうな気配を見せていますが、EUでは感染第2波の拡大が続いており、景気の先行き不安から、インフレ期待も後退しており、市場ではECBの追加緩和期待が高まっています。
ファンダメンタルズ的にはユーロを買う材料は特段ありません。
それを反映してか、ヘッジファンドはユーロのロングポジションを減らす動きが見られます。
先週末に公表になったCFTC建玉報告によると、レバレッジ・ファンドのユーロの買い越しが大幅に縮小しており、10月13日時点で6892枚と、この2カ月で最も低い水準まで縮小させているみたいです。
ただ、目先はドル安の潮目に変化があるとも思われず、ユーロドルは1.20ドルに向かって堅調に推移するものともみられています。