ドル円はリスクオンの流れ

29日の為替市場は東京時間には動きのなかったドル円ですが、欧州時間に入りドル買いの流れとなっています。
ダウ平均が一時450ドル超上昇したことなどをながめ円売り・ドル買いが先行。
5月米住宅販売保留指数(仮契約住宅販売指数)が前月比44.3%上昇と予想の19.7%上昇を大きく上回ったことも相場の支援材料となり、一時107.88円と9日以来の高値を更新しました。

今週の相場も引き続きウイルス感染の拡大が相場の焦点となりそうです。
フロリダ、テキサス、アリゾナ州は感染者の急増で、活動再開の段階を一時中断。一段階戻しています。
ただ、3月時点に比べテストが拡大、治療薬の開発も進んでいるため状況は明るいと考える見方もあります。

中国、新型コロナ感染拡大「第2波」を警戒

中国当局は28日、食品卸売市場でクラスターが発生した北京市で27日、新規感染14人を確認したと発表しました。
北京近郊の住民50万人近くを対象に、当局はロックダウン(都市封鎖)の措置を講じています
経済回復ペースが鈍化するとの見方も広がりました。
また、香港の統制を強化する「香港国家安全維持法」を巡り、米中が対立していることも相場の不安材料視されています。