懸念材料は多いが株価は堅調

7日の東京株式市場では商い薄い中で、2018年4月〜6月決算を受けてソフトバンクが大幅高となり、この銘柄だけで日経平均を押し上げました。
中国上海市場も安値更新中の株価相場が反発したことも市場心理の改善につながり、株式相場の支えになりました。
株式市場は堅調な動きを見せているのに対して、地政学的にはまだ問題を抱えている部分も多いかと思います。

米政権、イランへの制裁一部復活

トランプ大統領は7日、イラン核合意離脱に伴い、米国が一部復活させた対イラン制裁について、イランと取引を行う企業は、米国との取引も禁止する姿勢を示しました。
さらに、トランプ大統領はツイッターで「11月には制裁をもう一段階引き上げる。イランと取引するものは米国と取引しないようになる。私が求めているのは他ならぬ世界の平和だ」とツイッターに投稿しました。
イランの原油輸出を目的とした制裁導入まであと4ヶ月あるにもかかわらず、制裁措置の一部復活を受けて、原油価格は上昇しました。

イギリスはEU離脱の合意期限を11月末と想定

イギリスの名政権はEU離脱をめぐる合意の期限を11月末と考えていると報道されました。
EU当局者は9月に交渉の山場を迎える状況を望んでいるが、イギリスは後ろにずれ込むことを期待しているみたいです。
11月30日に行われるG20で、欧州として、結束してトランプ大統領に臨みたいと考えられます。
ただ、イギリスは2019年3月29日にEUを離脱することは決定しており、スケジュールがずれ込むと、これ以降の予定がタイトになるため、市場的にも不安を煽る結果かもしれないため要注意です。

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