週明けドル買いの流れへ

7月最初の為替市場では、先週末のG20での米中首脳会談において、貿易協議再開で合意し、米国の対中制裁関税第4弾が先送りされたことが好材料となり、米株高・長期金利上昇により、ドル買い円売りの流れとなっています。
さらにトランプ大統領は、中国の通信機器大手ファーウェイの制裁解除への言及もあり、この点に関しては一気に進展したと言えそうです。

ひとまずは悪化が避けられた米中の貿易戦争ですが、このまま買いの方向に一気に向かうかというとなかなか難しいところもあり、実際米中の通商交渉に関しては大きな進展がないのも事実です。
週明けの相場が一気に買いに流れないのも、今回の結果が想定内の範囲であったからだと思われます。

今後の流れについては、貿易戦争でのリスクオフは一旦回避したものの、今週末の雇用統計の結果や、その結果を受けての7月30日から31日に行われるFOMCでの利下げの見通しなどが焦点となってきそうです。
特に通貨の流れを左右する金利については最も材料視されるところであるために、今後の展開には注目が集まりそうです。

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