【FX世界経済】今週のまとめと来週の予定

今週のドル円相場サポートラインを割って一時105円台に突入しました。
106円まで戻して今週はクローズになりましたが、日足でも明確に抜けているので、ここで再び戻してもサポートラインで弾かれて落ちていけば下降トレンド継続となりそうです。

現在は米長期金利と逆相関性になっています。
2010年以降の米長期金利と米ドル円は基本的に「正の相関」で、現在のような「逆相関」の局面は少なく、かつ短期間に終わりました。
唯一の例外は2014年終盤からの約1年間で、米長期金利と米ドル円の「逆相関」がみられました。当時は、米長期金利が低下するなかで、米ドル円が堅調だったのですが、これは日銀が量的緩和第2弾を打ち出して米ドル円が大きく上昇した局面と一致します。

以前ブログに書いたインフレ懸念の為の悪い金利上昇になっているのですが、株価は堅調なため、再び相関性を戻す可能性もあるため注意が必要です

来週21日のFOMC議事録では、3月の利上げにプラスになる文言が入っているか、声明文はわずかながらタカ派的色合いを強めていましたのでどうなるか。
23日にはNYで金融政策フォーラムが開催されます。ダドリーNY連銀総裁や、メスター・クリーブランド連銀総裁、ジョージ・カンザスシティ連銀総裁らが参加します。メスター総裁とジョージ総裁は、利上げに積極的なタカ派であり、その発言は注目されています。

オーストラリアではRBA総裁が政策金利の当面据え置きを改めて示唆しました

オーストラリアでは雇用の増加、失業率の低下が雇用統計で数値化されて、改めて景気の改善が意識される中、ロウ総裁は「われわれは、非常に強い雇用の結果が2018年も繰り返されるとは予想していない」と発言。金融政策については、「ある時点で、金融緩和を縮小することが適切になる」と将来の利上げに言及しつつも、「近い将来に金融政策の調整が必要とは見ていない」と語りました。
現在の豪ドルは米ドルの長期金利に左右されやすい状況ですが、これはしばらく続きそうです

南アフリカではズマ大統領が2月14日、辞任を表明。ただちに大統領職を退きました。
この人汚職で退陣に追い込まれた大統領で、後任にラマポーザ氏が15日に大統領に就任。ラマポーザ新大統領は、「汚職の撲滅に取り組み、国民の期待を裏切らないよう懸命に職務にあたる」と語りました。
これは南アフリカランドドルの買材料となるので12月南アフリカランドドル暴落時に買っていた人はしばらくスワップポイント目的で持っていてもいいかもしれないです

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