要人発言で振り回される為替市場

本日日経平均、ダウ平均株価とも堅調に推移しており、為替も底堅く推移すると思われていましたが、15日、麻生太郎財務相が午前の衆院予算委員会で、これまで為替の急激な動きに対しては「口先介入をやってきた」としながらも、「今の状況の中において、特別に介入せねばならないほど、急激な円高でもなければ、円安でもない」と述べた
これを受けて介入なしと判断した市場では再びのドル売りに走り皮肉にも介入した形になってしまいました…
それまで日経平均もよく、107円台に向けて巻き戻ししていたのですが106円台で停滞してしまいました…

そしてニューヨーク時間に流れたニュースでは

政府は16日にも衆参両院の議院運営委員会理事会に日銀の正副総裁など国会の同意が必要な人事案を示すと日本経済新聞が伝えた。
黒田東彦総裁の再任のほか、副総裁に日銀の雨宮正佳理事と早大の若田部昌澄教授を充てる案を検討中とのこと。

与党には人事案が国会の手続き前に表面化することへの反発があり、調整が難航する恐れもあるという。

リフレ派の若田部氏を持ってくるあたり緩和拡大論になるかもという事で106.3から一気に106.8まで巻き戻りました

株価にも金利にも連動しない現在、要人発言やフラッシュニュースにより為替市場振り回されてる感があります…
現在は日足のレンジを下抜けています。
106円台は106.1〜106.2の間に買いオーダーが並んでおりここを抜けるのは容易ではないためしっかり動向を見極める事が重要なポイントになりそうです

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