世界経済の停滞

27日のマーケットでは、米国政府が発表した2兆ドル規模の経済救済策が成立に近づいたものの、全米の新型ウイルス感染が中国やイタリアを上回る世界で最大の感染数に拡大、収束の兆しが見られず、さらに米国経済が停止する中、3月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値が2016年10月以降3年半ぶり低水準となるなど、景気悪化への不安が払しょくしきれずダウ平均株価は一時1000ドル超安となりました。
米10年債利回りは0.85%から0.73%まで低下し、ドル売りの流れとなっています

カナダは緊急利下げへ

カナダ中央銀行はこの日、緊急利下げを実施し、政策金利を現行の0.75%から0.25%に引き下げ。
今月に入って利下げは3回目で、これを受けてカナダドル売りが優勢となりました。
WTI原油先物価格が軟調に推移していることも産油国通貨とされるカナダドルの重しとなっています。
WTI原油先物価格は一時21.08ドルまで下落。サウジアラビア政府が「協調減産についてロシアと協議していない」と明らかにしたことが嫌気された形です

ボリスジョンソン首相が新型コロナに感染

ジョンソン英首相は27日、新型コロナウイルスの検査で陽性反応が出たと明らかにしました。
症状は軽く、自宅で公務を継続している状態です。
このニュースが流れてポンドは一旦売られましたが、首相同様に感染の疑いがあり自主隔離と報じられたスナク英財務相が、コロナウィルスの症状がないことで隔離されていないと報道が訂正されたことが好感されポンドに買い戻しが入りました。

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