リスクオフの後退

30日に発表された1月から3月期の米GDPの改定値は、前年比率+3.1%となりました。
速報値+3.2%からは下方修正されたものの、予想されていた+3.1%を小幅上回りドルの底を固めました。
個人消費改定値は前期比+1.3%と、速報値の+1.2%から予想外に上方修正されました。
1月から3月期コア個人消費支出改定値は前期比+1.0%と、下方修正され低水準となりましたが、4月の前渡商品貿易支出はー721億ドルと、貿易赤字は3月719億ドルから拡大はしたものの、予想値の727億ドルを下回っています。
これに加え、堅調な米株価が支えとなり本日の日経平均株価も下げ幅を縮小し、ドル選好の動きがみられています。

投資家心理の改善

ドルは実需からの円売りドル買いにも支えられ、懸念されている米中貿易問題でも、トランプ大統領が記者団に対して、中国は米国との貿易協定で成立を望んでいると言及し、米中貿易摩擦深刻化への懸念も緩和しています。
トランプ大統領の発言には市場が反応したり反応しなかったりしていますが、前回ネガティブ発言には下落途中の市場は全く反応せずでした、今回ポジティブ発言を市場は拾い上昇したことから、どちらにも動きにくい現在は何かしらの材料を市場は求めているのかもしれません。

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