日経平気株価500円超え

本日の日経平均株価は終値が400円を超えました。背景には中国税関総署が昼前後に発表した2018年1~6月の貿易統計が、米国向けは輸出・輸入とも前年同期比で2ケタ増となり、「米中貿易摩擦の影響はそれほど広がっていないとの見方が強まった」ことが要因だと思われます。
これを受けて、オセアニアなどの通貨も上昇、一時日経平均株価は500円を超える上昇になりました。
アメリカの経済も全体的によく、年4回の利上げも織り込み、日本が三連休の間に株高や、ドル買い、円売りがさらに進むとの見方から、海外の短期筋が主導し、ドル買に走ったとみられています。
他にも112円台に乗せてきたドルも好感が集まり、このまま114円まで行くのではないかという可能性が出てきたのもあります。

ただ、市場が上昇ムードの中、「米企業の4~6月期決算で米中貿易摩擦の影響がコスト増などの形で顕在化すれば短期の株高で終わる可能性がある」と警戒も未だ消えません。
水面下では米中貿易協議が水面下で進んでいる兆候もみられます。
米国のサプライヤー業者との取引を禁じられている中国通信機器メーカーが制裁解除に向け、一歩前進したと述べました。
この業者は米国政府から、一時的な免除を受けて、事業活動を行っていますが、8月1日にその期限も切れることから、今後の行方にも注目されています。

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