とまらない株高

昨日日経平均株価の下落を受け、貿易戦争が第二のチャイナショックになるのかというニュースが流れてきましたが、一転、本日の東京株式市場は反発して始まりました。
為替市場での対ドルが1ドル=112円台と、約半年ぶりの円安ドル高水準になりました。
採算が改善するとの期待から自動車など、輸出関連株に見直し買いが先行したためです。

市場でも米中貿易戦争について、最終的に中国が強硬姿勢をとることはできないと見ているみたいで、昨日から米企業決算報告が本格的に始まる中、米経済の強さを根底に、ドル買の動きは一段と強まるとみられています。
中国はアメリカに大量に輸出しているのに対して、アメリカからの輸入総額は輸出に対して大分下回っています。
報復するために関税をかけても、アメリカにとっては特にダメージがない感じです。それより国内は好景気だし、どんどん株を買っていこうって流れです。
一応中国は報復措置として、アメリカからの輸入品に関税をかけるだけでは特にダメージを与えられないとみて、中国国内にある米企業に対して、新税導入や規制強化のほか、当局認可の引き伸ばし、国民への米製品不買運動を促すなど、なりふりかまわず行っています。

米中問題が未だに解決していない中での明日の東京株式市場は、米中貿易摩擦への警戒感が継続するなかでの週末とあって、持ち高調整の売りが優勢となるかもしれません。

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