リスクオフ相場の巻き戻し

本日の東京時間での為替相場は、トランプ米大統領の一般教書演説への反応は限られたものの、日経平均が持ち直したことを支えに買い戻されると109円45銭前後で底堅く推移しました。

その後、上海株が伸び悩んだことからもみ合い相場となりましたが、午後になって中国人民銀行による新型ウイルス対策の資金供給などが金融市場に安心感を与え、リスク許容度が高まりました。
また、米大統領選に向けた民主党の候補者選びの初戦となったアイオワ州の党員集会で、左派候補が2位以下になったことも市場は好意的に受け止めています。

前日のNY株式市場での大幅続伸を受け、本日アジア市場は日経平均株価が前日比で一時300円超高となり円売りの流れとなりました。
上海総合指数の持ち直しも円売りを支援し、主要通貨は対円で上昇基調を維持、ドル・円は109円半ばと1月24日以来の水準に値を戻しています。

ニュースでは一部中国メディアによる「新型コロナウイルスに効果がある薬が開発された」との報道が伝わり、リスク選好の円売りが強まりました。
ドル円は序盤こそ109円30銭付近まで軟化したものの、米債利回りの急上昇も後押しとなり109円72銭付近まで上伸しましたが、その後に発表されたWHOによる「新型コロナウイルスへの効果的な治療薬がまだ見つかってない」との報道が重石となり、ドル円は109円54銭付近まで反落しましたが、一巡後は株高を支えにした買いが再び入るなど、総じて下値は堅い状況が続いています。

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