ユーロは下降トレンド継続へ

本日のECBの定例理事会では、市場の予想通り政策金利据え置きを発表しました。金利も2019年夏終わりまで据え置く方針を再確認。
その後に行われたドラギ総裁の会見では「インフレをめぐる不透明感は後退した」とインフレ改善を指摘したため、一時ユーロ買いが強まりましたが、中期的な成長や物価見通しは6月から変わらずと指摘。会見内容も特にタカ派的な言及もなく最終的にはユーロは売りで終了。
中長期的なユーロの下降トレンド継続、トレンド転換は見られない結果となりました。

トルコリラは再び売りが加速

底値圏で推移しているトルコリラですが、やはり金利が良いため、買い需要もあるみたいで一定水準で反発していましたが、ペンス副大統領が「牧師が解放されなければ、米国はトルコに制裁措置をとると警告」との発言により再びトルコリラの売りが加速しました。
トランプ大統領も「米国は、偉大なキリスト教徒、家族、素晴らしい人間であるアンドリュー・ブルンソン牧師の長年にわたる拘束のためにトルコに大きな制裁を科す。彼は大きく苦しんでいる。この無実の信仰の男はすぐに解放されるべきです」とツイートしています。
ちなみにこのアンドリュー・ブルンソン氏はテロ組織に関与した疑いで2016年10月からトルコで拘束されているみたいです。

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