クリスマス休暇に向けて

今週は欧米のクリスマス休暇で市場参加者が減少し、流動性が低下するとみられます。
そのため、突発的なニュースが出てくれば値動きが増幅される可能性もあり、警戒はしておいた方がいいかもしれません

先週の為替相場は、米中貿易交渉ではフェーズ1合意に達した事や、中国経済指標の良好な結果を背景に、ドル円は109円台半ばで底堅く推移するも、各国中銀の金融政策決定会合を控えて上値は限定的となりました。
その後、ジョンソン英首相が移行期間延期阻止の法案整備の意向を表明したことでポンド売りが加速、ドル円、クロス円は上値が重い展開となりました。
週後半、日銀、トランプ大統領弾劾等は材料視されず、ドル円は109円半ばで引き続き揉み合い状態に。
12月フィラデルフィア連銀景況指数の下振れを受けて109円台前半まで反落する場面がありましたが、ムニューシン財務長官から「米中合意フェーズ2、米は懸命に取り組む用意」等のポジティブな発言もあり、下げ幅は限定的となりました。
金曜日に発表された米国指標が予想を上回った事や、トランプ大統領の「習主席と貿易合意についてとてもよい話ができた」との発言から、ドル円は底堅く推移、109円台半ばでのクローズとなっています。

週明けの月曜日はドル円は伸び悩む展開で、前週末の底堅い米国内総生産(GDP)確定値を受け、株高・ドル高の基調は継続とはなりそうです。
年内の重要イベントは無難に通過し、この後の海外市場でもリスク回避的な円買いはさらに後退しそうで、更にはクリスマス休暇も控えており、限定的な動きとなりそうではあります。

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