exitがまた遠くなったBrexit

昨日イギリスのメイ首相はEUのユンケル委員長と会談しましたが分担金に関してはイギリスが譲歩した形で500億ユーロまで上げましたが、まだ合意まで至ってないみたいですね。
先週末から合意まであと少しという空気になり一時ポンドは上がりましたが、昨日の会談で合意に至らず再びポンドは下落しました。

やはり最後まで問題がこじれてしまったのはアイルランド問題です。
アイルランドと国境線をどうするか。
イギリス的にもEU的にもアイルランドの国境線は特例として認めてもらえるのはありがたいことなので譲歩どころか、ここはすんなりいきそうなところなのですが、合意に至らないのはスコットランドが、アイルランドだけ特別扱いするようなら再び独立投票すると言ってきちゃったんです。。
前もブログで書いたようにイギリスはもともと4つの国が一緒になってできた国です。
イギリスにとってスコットランドに独立されると大切な資源の北海油田がなくなってしまいます。
ただでさえEU抜けてジリ貧なのにスコットランドにまで独立されると経済立ち行かなくなってしまいます。

そしてここにきてイギリス国民、EU離脱は間違いだったって言い出してきました。。
離脱に関しての再投票を求めてきたのです。
前回の投票時、EU抜けた時のメリットばかりクローズアップされ、デメリット全然知らなかった人が多数。
まさか離脱するのにこんな高額なお金請求されるとは思ってもみなかったみたいです。しかも税金…

世論調査でも500億ユーロを払うべきだと答えた有権者はわずか11%にとどまり、31%はびた一文払う必要はないと主張しています

メイ首相はすべて上手くまとめないといけないという難しい舵取りを迫られています。
それでも辞めれないのは与党・保守党が後任争いで分裂しかねないからです。。大変ですよね。

今月は14、15日にもEU首脳会談が予定されています。
ユーロ、ポンドはもちろんのこと動きが激しいと、ドル円含む全通貨引きずられる形になるかもしれないため要注意です。

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