商い薄めで堅調な動き

本日の東京市場ではお盆もあってか商いの薄い相場になっています。
トルコでは米国製品の不買運動など、どちらを向いているのかわからない状況ですが、トルコリラの反発を機に、欧州市場も好調なこともあって、円が売られやすい地合いになっています。
ただ、111.1を頭に再びの下落に転じている感じからも通貨危機や貿易摩擦などの懸念が完全に払拭されていない感じもあり、ドル円の動きは限定的となっています。

トルコ中銀が前日に、流動性供給の拡大などの方針を発表すると、ユーロ圏の金融資産悪化への不安が和らぎ、リスク回避の円買いは後退し、アジア市場では円が買われすぎもあってかドル買いに動きました。
他にもFRBによる利上げを見越したドル買いも、これだけドルが下がると注文が入りやすく、これ以上の悪化材料が出てこない限りはしばらくドル買いの方向に動きそうです。

もちろん今の段階での懸念材料もまだまだあり、米国とトルコとの関係もこう着状態ならこのままのトレンドの流れになりそうですが、もしアメリカが、トルコに対して、さらなる経済制裁を加えるようであれば再びのトルコリラの動きになると思われるため、ニュースや要人発言など、注意深く見ていきたいところです。

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