週明けはトルコリラが要因での下窓から

本日の相場は米痛貿易摩擦の懸念と、先週末から続くトルコ初の通貨危機から始まり、日経平均株価も下落から始まりました。
トルコリラの大幅下落は欧州の大手金融機関の経営悪化につながりかねず、ユーロも足を引っ張られるように下落しました。
新興国通貨への警戒感からか南アフリカランドドルも円に対して下落し他通貨にも飛び火しかねないため、新興国通貨に関しては値動きが注目されています。

現在の相場は、トルコへの多額の貸付をしている欧州銀行の警戒感からかユーロは売られています。
ドルはユーロに対しては買われてはいますが、対円に対しては下落をしていますが、利上げもあり一気に下落とまではいかないようです。

トルコリラ安はいつまで続くのか

現在のトルコリラ買取0円、取り扱い停止にもなりそうな通貨ですが、トルコリラは一度デノミネーションして通貨単位切り下げています。
現在トルコではエルドアン大統領が手元のドルユーロを売ってリラに変えようキャンペーン実施中ですが、両替所では外貨を求める市民で溢れかえっているみたいです。
仮想通貨も大人気で取引高が24時間で100%増えたこともトルコ国民が銀行や法定通貨に見切りをつけたこともうかがい知れます。

ブラジルレアルや南アフリカランドドルやタイのバーツなどいろいろな新興国通貨がありますがトルコリラは他の新興国通貨より欧州経済に与える影響が大きいことから、全主要通貨や株価にも影響を及ぼしています。
今年に入って、コロンビアやベネズエラなどがデノミネーションを発表しましたが、主要通貨にほとんど影響はありませんでした。
しかし、もし再びトルコがデノミを実施するとなれば欧州の大手銀行が受けるダメージは結構大きく、これが原因となり、EU経済に影響を与えてしまします。
トルコはEUに最も近いイスラム圏の国家なので、欧州の銀行も結構取引量多かったりするのです

下落を続けるトルコリラですが、止める方法は主に2つあり、一つはトルコとアメリカの関係改善、もう一つはトルコ中央銀行の大幅な緊急利上げです
どちらもエルドアン政権が続く限り無理そうです…

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