ポンドは乱高下を繰り返す
英国の欧州連合(EU)離脱後の通商交渉を巡る思惑が交錯しています。
合意への期待感に一時ポンド買いが再燃したものの、関係者が交渉の進展を否定したためポンド買いが後退する展開となっており、思惑からのボラティリティだけでも大きく値幅を広げています。
今後どちらに動くかは今後の交渉次第となりそうです。
ドル円は米追加経済対策を睨む展開
ドル円は105円台半ばを中心とした動きとなっています。
ペロシ米下院議長とムニューシン米財務長官の米追加経済対策の協議に市場の関心が集中する中、為替市場はドル売り・円売りの動きがとなってしまい、ドル円は挟まれた格好となってしまいました。
現在出ている様々な情報が錯綜する中で、市場も成り行きを見守っているが、基本的には市場のリスク選好への期待は根強く、9月からのリスク回避の動きはあくまで調整であり、ここに来てその動きも一段落してきているとの見方が支えとなっています。
明日は米雇用統計の発表が控えているが、それを通過して、市場がどのような反応を見せ、第4四半期の相場に入って行くか行方を見守っているようです。