BOEは緊急利下げへ

英国政府は11日、新型肺炎の感染拡大による景気への影響を考慮し、労働者やビジネスを支援するための大規模財政政策を公表しました。
300億ポンド規模にのぼり、追加で年内180億ポンドの財政支援策を準備していて、支援策には、企業に一時歴な融資を提供、中小企業に対する銀行融資を80％保証することなどが含まれています。
また、今後5年間でインフラに1750憶ポンド費やす。同時に、政府の国内総生産（GDP）の予想を従来の1.4％から1.1％へ引き下げました。

英国中央銀行は同じく11日、米連邦準備制度理事会（FRB）と同様に緊急利下げを決定しています。

利下げにも関わらず崩れないポンド

公表において、スナック財務相は「新型肺炎は英国経済に一時的に著しい影響を与える」としたほか先進7カ国（G7）諸国と蜜に連絡を常にとりあっているとしました。

市場では英国政府の対応が速やかに影響することはないが、時宜を得た、決定的な対応だと好感されておりポンドを支える動きとなりました。

ダウ平均株価は下落へ

月曜日に過去最大の下げ幅を記録したダウは一転、昨日は過去3番目の上げ幅での上昇となり、ドル円の下値を支えました。
本日はまた下落の流れへと、昨日の上昇分下落しています。
株価の乱高下を横目に、10年債の利回りの回復がドル円が大きく崩れるのを防いでいるように見えます。