引き続き円安

28日の為替市場では、FRBが2020年まで利上げを継続するとの見方からドルが買われ、対円で9ヶ月ぶりの高値をつけました。
イタリア予算案をめぐってのユーロ安も作用し、ドル指数は2週間ぶりの水準に上昇。

このドル高、上値追いに懐疑的な声もあり、いくら日米首脳会談やFOMCを無難に終えてリスクオンムードが再来したとはいえ、対米輸出を対象にした自動車関税の行方など、先行きに不透明な部分もまだまだ多く、実際高値更新後も年初来のドル円の値幅は過去最少のままです
FOMC直後には2021年の利上げ打ち止めが話題となり、ドルが一時的に軟化した分、また違う筋の資金が入っているのではないかと感じます。
ほかにも、機関投資家の調整売買の月末取引間もあるかもしれません

東京株式市場は大幅に上昇

26日に終値ベースで2万4000円台にのせた日経平均株価ですが、日銀が26日にETFを約700億円購入したのが原因みたいです。
ここ2週間ほど動いていなかった日銀ですが、市場ではステルステーパリングを警戒し、なかなか買いに回れない状況がありました。
実際、8月の株価下落局面では、日銀はETF買いを行わず、市場では大規模金融緩和を終える準備に入ったかと身構えてました。
今回の日銀のETF購入の噂は市場に広まり、午後には日経平均を2万4000円突破し、その日の終値は大台を維持したまま終えました。
ただ、気になるのは、先日の自民党総裁選中、日銀は株価の下支えに動かずでした。黒田総裁が2%の物価上昇にこだわり続けている中、菅官房長官が携帯料金の引き下げに言及したのも日銀的には面白くなかったみたいで、安倍首相と黒田総裁の中もだんだんこじれてきているんじゃないかと言われています。

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