12日のブレグジット期日前には要注意

今月に入って予断を許さない状況にあるブレグジットですが4月10日の臨時EUサミットで、英国の離脱延期の承認はあるのかどうか、市場はブレグジットのニュースに大きく反応することはなくなっていますが、合意なき離脱に備えておく必要はありそうです。
長期延期が決定すれば、ポンドは一旦の反発は見せるかもしれませんが、政治不安や先行きの不透明さは続きそうです。

今週は他にも主要な指標が控えています

4月10日には他にも、FOMC議事録の公表やECB理事会の開催があります。
主要な中央銀行は政策スタンスをハト派方向へとシフトしています。
その中心にいるFRBやECBが一段とハト派色を強めるようなら、米ドルやユーロに下落圧力が加わる可能性があります。
ただ、先週の指標の結果、米景気に明るさも見えてきておりGDPの成長予想率も前期比2.1%となっており、徐々に上昇してきていて、米国景気は最悪期を過ぎた可能性が見えてきました。
また、中国景気が反発をみせるようなら欧州経済にも明るさが見えてくるかもしれません。

イギリスは4月12日にEUを離脱するかもしれない事が焦点

メイ首相は野党労働党のコービン党首と打開策について協議を続けています
EU関税同盟や単一市場への残留、「確認のための」国民投票などの案も浮上しています。
問題点としては
10日のEU臨時首脳会議でメイ首相が6月30日までのEU離脱の再延期を申請、EU側としては1年程の長期延期を軸に検討する予定ではありますが、EU各国の見解にも温度差があり、承認されるのかどうかが焦点となってきそうです。
EU側と英国が合意に至らない場合、12日夜(英時間)に合意なき離脱に陥るリスクが高まるため、常に警戒は必要です。

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