7月に入りました。
本日朝一番に入ってきたニュースではメルケル連立政権のパートナーであるCSUの党首で政権の内務大臣でもあるゼーホーファー氏が難民問題をめぐる確執が原因で、大臣辞任を表明し政権崩壊の危機になっているとのニュースがながれ、再びユーロ売りの流れとなりました。
ただ、CSUの幹部がゼーホーファー氏の辞任に反対、メルケル首相のドイツキリスト教民主同盟が「メルケル首相は難民対策をめぐるEU合意を推進する」との声明で一時的に持ち直しましたが、未だに流れはユーロ売りとなっています。
今週は4日がアメリカの祝日でお休みで、3日も短縮取引のため、ドル円相場は商いが薄く週末の雇用統計待ちかと思われた相場ですが、メキシコ大統領選で、相場は動きました。
ポピュリズムで左派のロペス・オブラート氏が勝利し、移民問題や北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉などでメキシコに難題を突きつけるトランプ米政権に強硬姿勢を示しており、今後、対米関係の悪化が懸念されます。
この結果を受けて大口のヘッジファンドなどがダウや日経に売りをかけ、株価が下落。つられてドル円相場も下落しました。
仲値にかけて一時的に111円台を回復したドル円ですが、111円を越えると、戻り売りや調整の売り、オプション関連の売りがたまっているみたいで、そこにさらに株価の下落と、上昇するには材料不足で厳しい状況です。
日銀の短観想定為替レートも円高に調整され107円26銭に円高対策されています。
明日、明後日にかけてアメリカの休場のため、市場での取引量は少なくなっています。
そのため、急な値飛びや下落等あるかもしれないので注意してください。
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