米大統領選まで1週間余り

26日の為替市場はリスク回避の雰囲気が強まっており、米株式市場でダウ平均が600ドル超急落する中で、為替市場はリスク回避のドル買い戻しが強まっています。
そのような中でドル円も一時105円台まで買い戻される場面もみられました。

米追加経済対策の期待感は後退

米大統領選前の米追加経済対策への期待も後退しています。
先週はペロシ米下院議長からの前向きなコメントも伝わり、期待感も高まりましたが、結局、合意には到達できませんでした。
11月3日の米大統領選まであと1週間余りとなる中で、ポジション調整の動きが一気に出ている印象をうけます。

ドル円は一時105.05円付近まで上昇しました。
ただ、今後もドル売り基調は続くとの見方は根強くあります。
ドル円の上値には信頼感がなく、限界があるとの指摘も少なくはありません。
105円台に入ると、戻り売りオーダーも厚く観測されており、なかなかトレンドの転換とはいかないようです。