米中貿易摩擦の緩和期待

本日の東京市場では、トランプ大統領が中国との貿易合意の草案作成を要請とのニュースが流れ、一気に株価を押し上げました。
トランプ大統領と習近平主席の電話会談は半年ぶりのことで、北朝鮮や貿易について建設的な話し合いを持ったとされます。
中国が抵抗していた米側の要求をトランプ大統領が緩めているのかなどの詳細は不明です。

合意の妨げになっているのは知的財産を中国が盗んでいると米政権が主張している問題です。
これについては強い姿勢を取るつもりではあるみたいです。
知的財産をめぐっては本日のニュースで無印良品とそっくりな商品が中国で出回っていて商標権訴訟で、本家の無印良品が敗訴されたニュースが新しいです。
敗訴の理由は、中国の無印良品もどきが、一部の布製品の商標権を取得してしまっているのが原因で、中国当局が知的財産権侵害を放任していた事が主な理由に挙げられます。
貿易摩擦問題について、両国間の問題をめぐる行き詰まりを打開できる可能性があると述べながらも、知的財産侵略やサイバーセキュリティ、関税などの問題で、合意できない場合は中国に対して思い切った行動に出るとも話しています。
一時的にもリスクオンとなった相場ですがドル円は113円を超えると売りが出てきます。
来週の中間選挙を終えるまで、相場の方向性的にもまだまだ予断は許さない状況ではあります。

本日は雇用統計です

ブルームバーグが発表した数値によると10月の雇用統計で非農業部門雇用者数は前月比20万人増と9月の13万4000人増を上回る見込みで、賃金インフレ動向を見る上で注目の平均時給は前年同月比3.1%上昇と2009年以来の高水準が予想されています。
雇用統計でも数字の強弱に反応した後は、調整して週を終えるのではないかとの予想されています。
中間選挙の結果がはっきりするまでは、リスクオン、オフとなかなか相場が決まりにくいのが現状です。

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