株高・金利高と懸念材料

本日の相場ですが、トランプ大統領から犯罪行為の指示を受けたと、大統領の個人弁護士が法廷で証言したことや、2016年大統領選のトランプ陣営選挙対策本部に有罪判決が下されたこと、モラー特別検察官によるロシアゲート疑惑への追及など、トランプ大統領のスキャンダルに関するニュースが上値を抑えています。
東京市場では株価が上昇幅拡大や、米長期金利の反発を受け、ドル買いの流れもあり、懸念材料と好調な経済が綱引き状態で、動きが鈍っている感じです。
本日のNYカットップションは111.40円に控えていて、特に材料が乏しい場合、こちらを挟んだ動きになりそうです。

米中次官級通商協議が行われています。

こちらでは、第4回米中通商協議や11月に予定されているトランプ大統領と習近平国家主席との通商協議に向けた事前協議との見方があり、何が出てくるかわからない状況なため、楽観的にも悲観的にもどちらの方向に転ぶのかわからない感じではあります。
23日にはトランプ政権による対中制裁関税第二弾の発動が警戒されており、中国側が同規模(160億ドル規模)の報復関税を打ち出した場合、米中貿易戦争が激化することも懸念されています。
トランプ大統領は「中国がさらに大きくなることを許すことは今の所ない」と、妥協しない姿勢を示し、また、格付け会社であるムーディーズが米中摩擦の影響に警鐘を鳴らすレポートをまとめており、予断を許さない状況ではあります。

FOMC議事録公表

本日27時には先月開催されたFOMC会合の議事要旨が材料視されています。
先日のトランプ大統領による利上げけん制発言で24日に予定されるパウエル議長の講演への注目度が高まっている中、議事要旨から9月と追加利上げがあるかどうか12月の利上げに前向きな姿勢が確認されるとみられており、市場では12月のさらなる利上げを織り込むかどうか注目されます。

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