9日のロンドン市場では、イギリス時間の朝方に発表された4〜6月期のイギリスのGDPが6年半ぶりのマイナス成長となり、市場予想も下回ったことからポンドが一気に下落しました。
ポンドは対円や対ユーロでも売られ、午後に一時的に2年ぶりの安値水準をつけました。
為替市場では、リセッションの懸念からポンド安が加速、市場関係者は、製造業生産は今年初め、当初のEU離脱期限前の駆け込み受注で強いスタートを切ったが、落ち込みに転じたと分析。また、イギリス経済を牽引するサービス業が0.1%とほとんど伸びなかったと述べています。
一方でジャビド英財務相は、経済が景気後退期に陥るとは全く想定していないと言明。外部環境が課題となる一方で経済のファンダメンタルは堅調だとし、賃金が伸びている他、雇用も過去最高を記録している。
今年の成長率はドイツやイタリア、日本を上回る見込みだと語りました。
8月2〜5日に行ったロイター調査では、合意なき離脱となるという予想が35%となり、7月の調査の30%を上回りました
多くのエコノミストは最終的EUと英国の間でブレグジット案の合意ができ、それに沿って条件付き合意に落ち着くと予想しています。
2番目に多い予想は合意なき離脱、3番目は、英国はEEAに残り、単一市場使用料を払いながら離脱。
4番目はブレグジットはなかったことにするとの予想みたいです。
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