好調な米国経済とドル高

ブルームバーグが行った8月のエコノミスト調査で、世界貿易の緊張で経済に不透明感が広がったため、米国経済が景気後退期に陥る確率は35%と見ていることが明らかになり、前回予想の31%から更に上昇しました。

景気後退の確率が上昇したにもかかわらず、エコノミストは依然健全な米国経済を予想。
米労働省が8日に発表した最新の新規失業保険申請数も49年ぶりの低水準付近で推移。
米国の労働市場が依然強い事を示し、ダウ平均株価も中国の貿易黒字が予想以上だった事で安心感につながり300ドル超の反発となりました。

原油先物相場も4日ぶりに反発。中国の人民元相場の安定した動きが安心感につながった他、サウジアラビアは原油価格の下落を阻止するためあらゆる選択肢を検討しているとの報道や、9月の原油輸出を日量700万バレル未満に維持する計画とサウジ当局者が明らかにしたことも原油の買い戻しとつながりました。

トランプ大統領はドル高けん制

何度目になるのかもはや恒例化したトランプ大統領のドル高けん制
トランプ大統領はツイッターで、米国の大統領として私が非常に強いドルを喜ぶと考える人もいるだろう。だが私は喜んでいない。とし、他国と比較した米金融当局の高い金利水準はドルを高く維持し、米国の素晴らしい製造業企業が競争するのをより難しくしていると主張し、FRBの政策を批判しました。
FRBによる大幅な利下げ、量的引き締めを解消することで米国企業が他国企業に勝利できると訴えました。

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