ユーロは買いで反応

10日の為替市場では、欧州中央銀行(ECB)が定例理事会で政策金利を市場予想通り0.00%に据え置きました。
一部報道がECB関係者筋の話として「ECBはユーロ高に過剰に反応する必要はないということで合意した」と伝えると、ユーロは買いで反応。理事会後の記者会見でラガルドECB総裁は「ECBはユーロ相場のインフレへの影響を慎重に判断する」「必要に応じて全ての政策手段を調整する用意がある」「ユーロの上昇については話し合ったが、ECBは為替で目標(ターゲット)はない」などの見解を示し、会見中には一時1.1903ドルまで上昇幅を拡大しました。

その他、英首相報道官が「国内市場法案は可決すると思う」と発言もあり、英国と欧州連合(EU)の将来関係を巡る交渉が決裂するとの警戒からポンド売りも広がっています。