ドル調達コストがリーマン危機以来の高水準となる中、欧州通貨やオセアニア通貨に対してドル買いの流れが継続。円に対してもドル買いが優勢となり、一時107.6円近くまで値を上げました。
16日に1987年以来で最大の下落を記録した米国株式相場はいったん下げ止まっています。
ただ、神経質な展開は当面避けられそうもなく、新型肺炎蔓延への対策が強化される前の米2月小売売上高は予想外のマイナス成長に落ち込んでおり1−3月期、4−6月期の成長の予想以上の落ち込みが警戒されそうです。
米国内での新型肺炎の蔓延を最低限に抑制することを目指しトランプ大統領は非常事態を宣言。
NY、NJ、コネチカット州は外出禁止令を発動しました。
米連邦準備制度理事会(FRB)によるゼロ金利、量的緩和という大規模緩和に加えて、米国政府は数週間以内に少なくとも8億ドル規模の景気対策を導入することを目指していると報じられており、小売り、レストラン、スポーツイベントといった閉鎖を強いられたビジネスを支援する。
同時に世界的な新型肺炎の蔓延の影響を受けたビジネスなどの支援でシスコなど大手民間企業が乗り出したことも安心感となっています。
フェイスブックは新型肺炎の蔓延で影響を受けた中小企業支援する1億ドル規模の中小企業支援プログラムを発表。
市場は、米連邦準備制度理事会(FRB)が凍結しているCP市場支援で、危機時のCP市場の資金調達プログラムの再開を期待しています。
基軸通貨としてのドル需要は高く、ドルの買いは続いています
何故ドル不足なのかはこちらの記事が分かりやすく書かれているので参照にしてみてください
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