イギリスのボリスジョンソン首相は28日に、10月中旬まで議会を休会する方針を表明しました。
10月末のEU離脱期限までの議会の審議時間を大幅に短縮し、合意なき離脱阻止に向けた議会の動きを封じるものと考えられています。
この議会閉会は9月中旬から10月14日まで閉会され、10月17日から18日に開催のEU首脳会議までに残された時間は数日で、EU離脱期限までは2週間ちょっととなり、合意なき離脱の可能性が強まりました。
もともと9月2週目から3週間は党大会シーズンのため、議会は休会することが事前に決まってはいましたが、そこからさらに引き伸ばして5週間の休会で、議会の休会期間中は何の審議もできないため、合意なき離脱反対派の議員にとっては、不信任案を提出して、総選挙の可能性がさらに厳しくなったと言えそうです。
この流れから、ポンドは他通貨に対して一時約1週間ぶりの安値をつけています。
本日は為替の動きが鈍く、株の方も手がかり材料が乏しく、米中貿易摩擦への先行き不安から買いは続かず、様子見状態の閑散相場が続いています。
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