通貨オプション変動率は金融危機以来

ドル・円オプション市場で変動率は上昇しています。
リスク警戒感を受けたオプション買いが加速し、変動率は金融危機が発生した2008年以来で最高となりました。

VIX恐怖指数も69.76まで上昇

VIX指数は普段は10から20ぐらいの間で推移しており、30を越えると警戒感が高まり、40を越えるとマーケットがクラッシュ(崩壊)しているとみなされています。
2008年のリーマンショックの時は59でそれを超える数値となっています。

主要通貨に対してのドル買い

12日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは軟調。24時時点では1.1144ドルと22時時点(1.1213ドル)と比べて0.0069ドル程度のユーロ安水準でした。

独株式相場は一時10%を超す暴落となったほか、現物の米国株相場は寄り付き後まもなく7%超急落し、今週2回目となる「サーキット・ブレーカー(取引を一時停止)」措置を発動。ナイト・セッションの日経平均先物は大証終値比1120円安の1万7020円まで売り込まれるなど、世界の株式相場が急落しています。
リスク回避のドル買いが優勢となり、一時1.1130ドルと日通す安値を更新しました。市場では「世界同時株売り・現金化の様相を呈し始めている」との指摘もあります。

ドル円は堅調な動きで、24時時点では105.05円と22時時点(104.03円)と比べて1円02銭程度のドル高水準でした。
世界的な株価の急落を背景に、欧州通貨やオセアニア通貨、新興国通貨に対してドル買いが広がると、円に対してもドル高が進みました。
アジア時間の高値104.81円を上抜けると一時105.50円まで上値を伸ばしています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です