パウエル議長の議会証言2回目

パウエル議長は今晩、上院銀行委員会の公聴会で「時間をかけてゆるやかな利上げを継続することで、当局はこれら2つのバランス確保とインフレ目標の達成に努めているが、景気が加熱しないよう留意もしてる」と発言、「現時点で景気が加熱していることを示す証拠は全くない」、と若干ハト派寄りな感じに修正し株は上がり長期金利も低下、ドル円は一時107.2まで上昇しました。

市場的には思ったよりもタカ派発言ではないと捉えている人も多いようで、まだ就任浅いパウエル議長ですが、最初こそ発言に一喜一憂で動きますが、だんだん慣れられてきたら、動かなくなりそうではあります。

いい加減余計なことをいきなり話さないで欲しいのはトランプ大統領で、鉄鋼輸入に対し25%、アルミニウム製品には10%の関税を課す方針を来週発表するという情報が流れると一気にドルが売られました…
せっかくパウエルさんがドルを上げてくれたのにトランプ大統領、関税導入が決定されると、さらに米中間の緊張が高まり貿易戦争の懸念が出てきます。。
ダウ平均株価も一時500ドル以上下落し、リスク回避が加速しました。

米雇用統計

通常第一金曜日にアメリカの雇用統計の発表があります。しかし、厳密には調査週の3週間後の金曜日なのでたまにズレることがあるので、今週だと勘違いしている人もいるんじゃないかと思うのですが、日程はしっかりチェックしておいてください。

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