日米貿易協議がスタート

日本時間では10日未明に日米貿易協議の初会合がワシントンで始まりました。
米国のは2国間の自由貿易協定交渉入りを求められるとみられ、日本はTPPなど多国間の経済連携を重視する方針で米国の要求をかわしたい考えみたいです。
協議入りする前9日の東京市場では、日米閣僚級の貿易協議を控え、まとまった規模の売りを連日出している機関投資家がいるみたいで関連するトヨタ株などは下落に転じています。
トヨタは3日に、関税引き上げが実際に発動された場合、日本からの輸入車1台あたり平均6000ドルの負担増になると明らかにしています。
年間では約4700億円の影響が出る計算となり、日本以外からの輸出分も含めると負担はさらに膨らみます。

トルコリラは下落止まらず

新興国通貨では人気のあるトルコリラですが、もはや20円割れも時間の問題になってきました。
ここで20円を割るとストップを巻き込んで一気に下落する可能性があります。
トルコリラに投資してきたのは主にスワップポイント狙いの本邦個人投資家が多いみたいです。
エルドアン政権の独裁に加え、米国との対立が通貨安を加速、中央銀行も制御することになり、かなり厳しい状況が大統領選が終わってから考えられてはいました。
日本人はことさら金利の受け取りや定期的な配当金が大好きみたいでトルコリラ円なんかはスワップ狙いのためだけにあるような通貨ペアです。
取引する個人投資家の9割以上がロングで市場に参入しているのでひとたび何か起きるとロスカットを巻き込み一気に下落し、さらに流動性も枯渇してしまい、完全に投げ相場になりそうな感じがします。

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