17日の為替市場では、米株が下げ幅を拡大、米10年債利回りが下げ幅かを拡大したのを受け、円買いの流れとなりました。
FRBが発表したベージュブックでは、米景気が緩慢なペースで拡大したことが示され、雇用の伸びは減速しつつあり、インフレは引き続き安定もしくは、わずかに鈍化したとしました。
他にも、“貿易関連の不確実性がもたらし得る悪影響に関する懸念は広がっているものの、向こう数ヶ月の見通しは総じて明るく、緩慢な景気拡大が続くと想定されている”と記されました。
労働市場の引き締まりは継続し、雇用に一定の上昇圧力がかかっていると指摘。しかし、北東部では一部の製造業やテクノロジー企業が人員を削減したと記載されています。
ベージュブックの発表を受けて市場では予想外の展開にはならなかったのか反応はほぼなく、本日のダウ平均株価の下落に反応したところが本日ドル円が大きく動いたポイントとなりました。
その株価も、トランプ大統領が16日に、米中貿易交渉の合意には時間がかかると述べたのを受け、米中協議が進展していないとの見方が相場の重しとなっているようです。
ダウ平均株価は、今週から本格化している米主要企業の4月〜6月期決算を見極めたいとの空気からか、どちら一方に大きく傾くこともなく、現時点での主要企業の企業決算の結果が好悪まちまちとなっているため大きな動きには繋がっていません。
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