8日の現地米国時間で、本日が最終日となる米中の時間給による貿易協議が焦点となりそうです。
昨日は時間外取引で、日経先物が再び二万円を切る場面も見られましたが、米株の上昇とともに下値を切り下げじり高で推移しています。米中協議への期待感が背景にはあるようです。
7日にはISM非製造業指数の発表もあり、事前予想が低めの予想だったため、ドル円は上値が重く推移していましたが、米中協議の期待感が支えとなり、思ったほどの下落にはつながりませんでした。
習近平国家主席の経済政策に関するブレーンとされる劉鶴副首相が米代表を迎えるなど、中国に前向きな姿勢を感じさせる面もあり、市場心理の改善もみられました。
会談の結果次第ではドルが売られるか買われるか、流れがまだ掴めないため、市場でも関心を寄せているところです。
ただ、事務次官級協議のためさらに上級の会談を進める前に、ここは態度を保留する部分もあると思われます。
市場がリスク選好に傾けば傾くほど、逆行した時の巻き戻しに入る部分が大きくなるため、今後の展開には警戒が必要です。
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