ドル円は伸び悩み

5日の為替市場ではドル円の上値が重い状態が続いています。
米中貿易交渉の合意を織り込む動きが広がり、これまでの進展期待の円売りは一服したようです。
ただ、中国政府が全人代で打ち出した景気対策への期待感などで、リスク回避的な円買いは後退しそうです。

米中通商協議での合意が近い見通し

前日の欧米市場で、米中通商協議に関し、ハセット大統領経済諮問委員会委員長が合意が近いとの見解を示し、リスク選好的な円売りが強まりました。
その後、合意を織り込む動きが広がり、今後の行方を極める展開となり、株安や米10年債利回りの低下を背景にドル買い、円売りは徐々に縮小しました。
本日のアジア市場では、前日の米株安を受けた日本株安の他、中国の2月財新サービス業PMIの大幅低下で、円が買われる場面もありました。

RBAオーストラリア準備銀行の政策金利発表

本日のRBAでは金利を1.5%に据え置くことを決定しました。
金利据え置きは市場の予想通りで、オーストラリア経済が2018年下期に減速した可能性を認めた上で、企業投資の増加や政府支出の拡大、刺激的な金融政策が後押しするかたちで今年の経済成長率が3%程度まで加速することに期待感を示しました。
RBAではロウ総裁が就任してから一度も政策金利変更を行っておらず、慎重な姿勢を保っています

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です