ドルは引き続き下落

6日の為替市場はドル売りが続いており、ドル円は103円台前半まで下げ幅を広げています。
米株も上げを一服させており、米国債利回りも上昇しているものの、ドル安は逆に強さを増している印象です。

10月の米雇用統計は失業率は6%台まで回復するなど強い内容となりました。
今回の米雇用統計は労働市場の自律回復を示すとも思われており、発表直後はドルも買い戻しが強まって、その後にトランプ陣営の法務顧問であるモーガン氏が「この選挙はまだ終わっていない」との発言が伝わったこともあり、ドル円は103.70円付近まで下げ渋る動きもみられました。
しかし、買い戻しの流れはすぐに力を失い、ドル円は再び103円台前半に戻しています。

米大統領選は依然として激戦州での開票作業が続いており大接戦となっていますが、一方で市場からは、議会選挙が金融市場に安心感をもたらしているとの指摘も聞かれます。
下院では民主党の過半数確保がほぼ確実な情勢だが、上院は僅差ではあるが、共和党が過半数を維持しそうな情勢です。
市場の一部が期待していたホワイトハウスも議会も民主党圧勝というブルーウェイブのシナリオはなさそうな気配で、米議会がねじれれば、バイデン候補が主張している大胆な財政出動は容易に打ち出せないと考えられます。
また、民主党がかねてから主張している巨大IT企業をはじめとした積極的な規制導入の可能性が弱まるとの期待もあるようです。