ドルは好調な経済指標を受け上昇

16日のニューヨーク市場では、5月フィラデルフィア連銀製造業景況指数や、4月住宅着工件数が予想を上回った結果を受け、ドル買いの流れとなりました。
米長期金利の上昇を背景にした買いや、ダウの上げ幅拡大の動きも好感し、109円後半まで上値を伸ばしました。
ただ、米中貿易摩擦の激化懸念はいまだに根強く、積極的にドルを買い進める地合いでもないため、110円台の大台復帰とまではいかなかったようです。

本日は要人発言として、ブレイナードFRB理事の、2%の物価目標の未達は信任問題になるとの発言や、カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁の、FRBはインフレ2%超えを容認すべきなどの発言がありましたが、為替市場での反応は見られませんでした。

イギリスではメイ首相の退任も

英与党・保守党の議員で構成する委員会の、グラハム・ブレディ委員長は16日に、メイ首相が6月上旬に退任時期を示す意向だと明らかにしました。
メイ首相は以前より、ブレグジットの議会承認後に退陣する考えを示しています。
ただ、党内からは、6月3日の週に予定される採決で離脱協定案が否決された場合、明確な退任時期を示す用求める声が多いみたいです。
ちなみに協定案は3回否決されています。
メイ首相の公認を決める保守党党首選には、ボリス・ジョンソン前外相が立候補を表明しました。
ちなみにこのボリス・ジョンソンさんメイ首相の離脱案に抗議して外相を辞任しています。

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