本日の相場、中国の制裁問題はあるものの、貿易戦争に対する過度な懸念は後退しており、全体的にリスク選好の円売りの流れになっています。
ただ、勢いよく円売りドル買の流れになるかといえば、通商問題の懸念が完全に払拭されない限りは、積極的にドルを買っていこうという流れには慎重にならざるをえない相場になっています。
現在はやや円売りドル買のながれにはなっているものの、株価や金利次第のところもあるため、しっかり動向をチェックしていきたいです。
ブレグジット問題で揺れるポンドの動き
イギリス・ポンドの動きですが、ブレグジットの最終合意交渉で、人気閣僚のジョンソン英外相が辞任するなど、イギリス政権は混乱気味です。
ソフトブレグジット路線に舵を切り始めたメイ政権から、EU懐疑派の野党労働党の内閣不信任案要求に同調する恐れが高まっています。
ただ、ハードブレグジット派がしっかりと団結できているのかというとそうではなく、党首下ろしに必要な過半数の支持を得るのは難しいと思われています。
市場ではソフトブレグジットを進めているのであればリスクオフにならないのではないかとの意見が強く、政権不安でのポンドの売りから現在は若干の買い戻しが入っています。
本日は全体的に株価が好調のこともあり、円売りが優勢になっています。
このまま5月21日につけた111.4のラインを抜けるか抜けないかが次のポイントになりそうです。
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