FOMCの方向性に注目

20日のニューヨーク外為市場ではFOMCの結果に注目が集まっています。
FRBはFOMCで市場の予想通り政策金利を据え置く見通しです。
声明やパウエル議長の会見では、次回の行動に関して辛抱強い姿勢を再表明するとみられています。
同時に発表されるFRBスタッフ予想においては、欧州や中国経済の弱さ、貿易方針の不透明さ、税政策の効果が薄れつつあることが影響し、成長見通しや金利見通しの引き下げが予想されます。
また、声明文においてハト派色が強まった場合、ドル売りとつながる可能性があるため警戒が必要です。

イギリスはブレグジットの延期をEUに要請

イギリスのメイ首相は、離脱に向けた交渉期間を6月30日まで延期するよう要請する書簡をトゥスクEU大統領に送付したことを明らかにしました。
また、離脱協定案の3回目の議会裁決に向け準備を進めることを明らかにしています。
これにより、今後の選択肢には、メイ首相の離脱協定案の下での離脱、より長期の離脱延期、合意なき離脱、2回目の国民投票が含まれることになり、離脱を巡る不透明な状況が続くと見られます。
ただ、5月末に選挙を控えているEUにとって、承認は困難との見方もあります。
ユンケル欧州委委員長は5月23日以降の延期をメイ首相に警告したとも報じられています

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