FOMCと雇用統計

10月31日に開かれたFOMCでは市場の予想通り政策金利が0.25%引き下げられて3会合連続の利下げとなりました。今回のFOMCで当面の利下げ打ち止めが示唆されたことで発表直後には109.28円まで上昇して10月3日深夜以降および8月26日底以降の高値となりましたが、早計な利上げには転じないとされたことで低金利状況がしばらく続くとして急騰は一時的なものにとどまり材料消化で反落しています。
31日の日銀金融政策決定会合は現状維持とされたため、利下げした米連銀との対比で円高感が強まり、日銀総裁会見も円安のきっかけとならずに108.50円台まで押し込まれていました。
その後ブルームバーグが米中協議の先行き不安を報道したことでリスク回避の動きとなり、さらに31日夜の米経済指標もさえない内容だったために円高ドル安が続いて108円を割り込む動きとなりました。
現状FOMCで材料が出尽くした感じなので、今後は米指標や、米中貿易問題がどのような動きを見せるかどうかによって利下げ、もしくは利上げへと繋がるため注目されていきそうです

雇用統計は良好

米国の10月の非農業部門雇用者数は前月比12万8000人増、家計調査に基づく10月の失業率3.6%で、前月(3.5%)から上昇。平均時給は前年同月比3%増で、伸びは市場予想と一致しました。
良好な経済指標を受け株価は上昇しています。
しかし、気になるのは良好な株価に対して為替がいまいち連動しないことが気になります
本日は他にも米国の年内の利下げの可能性を確かめるためにクラリダ米FRB副議長、クオールズ米FRB副議長、デイリー米サンフランシスコ連銀総裁、ウィリアムズNY連銀総裁の講演やイベントでの発言に注目が集まりそうです

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