30日に発表されたADP雇用統計は前月比+12.5%隣、伸びは9月の+9.3万人から拡大し予想を上回りました。
その後に発表された7−9月期の米GDP速報値は前期比+1.9%と、伸びは4ー6月期から鈍化したものの予想は上回りました。
7−9月期個人消費速報値は前期比年率+2.9%と大幅な伸びを示した4−6月期から鈍化したもののこちらも予想を上回った結果を好感しドルは上昇していますがやはりFOMCを見据えて大幅な値動きとまではいかない模様です。
FOMCの結果待ち
本日発表された指標はどれも市場にとって重要な指標ですが、やはりFOMCの結果待ちの流れとなりそうです。
FOMCでは現状維持や追加利下げに消極的な姿勢が見られればドルは買われる地合いとなりそうです
市場予想としては、利下げ打ち止めなら、株式市場の下落予想からドル円の上値は限定的と見られ、次回以降の利下げが示唆された場合はドル円は下落が予想されるものの、株式市場の上昇があると見られ下値も限定的となりそうです。
市場では今晩の追加利下げに加えて、声明文やパウエル議長の会見で、次回12月10日ー11日の会合での利下げの可能性を示唆すると見られており、現時点でドル円は上昇しても叩かれる流れとなっています。
米中協議に影響も
公共交通機関の運賃引き上げを発端とした大規模デモが続くチリでは、11月に開催予定だったAPEC開催が安全上の理由から断念となりました。
この会合に合わせてトランプ大統領と習近平国家主席が貿易協議の部分合意について会談する予定でした。
この発表を受け、日経先物、為替、ダウ共に下落しています。
コメントを残す