FOMCを控え様子見ムード

29日の外為市場では新型肺炎の感染拡大深刻化がリスクとなる一方で、良好な米国経済指標の結果や企業の好決算が相殺している状況です。
昨日引け後に発表されたアップルの決算は市場アナリスト予想を上回る好決算となり、同社株の上昇が全体株式指数を押し上げる結果となりました。

本日はFOMCの政策金利発表があります。

声明やパウエルFRB議長の会見では、FRBのレポプログラム、新型肺炎の感染拡大が潜在的に見通しに与える影響などに関する言及に注目が集まりそうです。

前回12月のFOMCでは、2019年に保険としての3回の利下げを実施したのち、政策の影響を見極めるため政策金利を据え置く方針を示しました。
今回の会合では、金利が据え置かれる見込で、大統領選挙の年にあたるため、見通しが変わらない限り、2020年を通じて政策金利の据え置きが予想されています。
今後は、新型肺炎の感染状況が果たして、米国経済、成長見通しにも影響を与えるかどうかに注目が集まります。
新型肺炎の感染拡大で、金利先物市場で追加利下げ確率は再び上昇基調にはあります。

現在、市場の関心はFRBのバランスシートが昨年秋から拡大を続けていることについての問題や、新型コロナウイルス、5Gの米国での規制緩和とイギリスでのファーウエイ5Gの導入
特にイギリスでのファーウエイ導入は、国民の反対意見の方が多く、アメリカとの同盟関係にも影響が出そうなため軽視できない問題となりそうです。

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