本日行われたジャクソンホールでのパウエル議長の講演で、ドルが売られ米10年債利回りも低下しました。
内容的には「強い経済が続くと期待する理にかなった理由が見られる」「緩やかな利上げが適切、成長の強さが維持された」とアメリカ経済の好調をっぷりをアピール。
今週のトランプ大統領の利上やドル高けん制コメントについては全く触れず。
ハト派発言としては、「インフレが2%を超えて加速する兆候はない」との発言がハト派と捉えられ下落。
発言的には市場をなるべく刺激しないように言葉を選んだ感が結構します。
ただ、今回の講演で、気になるのは利上げ打ち止め時期が近いとも取れるようなコメント報道があります。
この利上げをどこまで続けるのかは、為替にとっても株にとっても関連性の高い問題で、前回の利上げサイクルでは5.25%まで上げましたが、今回はそこまで上がるとは考えにくく、どこまで上げるのかに焦点が集まっているところでした。
そんなか、パウエル議長が中立金利近いとの認識が、残り利上げ回数は少ないんじゃないかと市場は反応し、ドル売りにつながったみたいです。
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