27日の為替市場でドル円は戻り売りに押されており、104円台半ばまで下落しています。
前日は米国での感染第3波の来襲や、米追加経済対策が依然として難航する中でリスク回避の動きが強まりました。
為替市場はドル買いが強まり、ドル円は一時105円台を回復する場面も見られました。
本日も米株は軟調な動きを見せ、リスク回避の雰囲気は続いていますが、為替市場ではドル買いが一服しており、ドル円も戻り売りが優勢となっているようです。
105円台を維持できず
ドル円は105円台の上値が重いことが確認された格好となっており、短期筋の見切り売りも出ているのかもしれません。
テクニカル的にも7月初旬からの下降トレンドは依然として損なわれておらず、下値警戒感は根強いとの声も市場関係者から聞かれます。
来週は米大統領選の投開票日が控えており、それに向けたポジション調整も観測されています。
トランプ大統領、バイデン候補どちらが勝利しても、財政赤字が急増する可能性があり、それに加えてFRBの低金利長期化を考えると、しばらくドルは買えないとの見方も多いようです。